【沖縄】人工知能美学芸術展 沖縄科学技術大学院大学 2017/11/3-2018/1/8

人工知能美学芸術展
沖縄科学技術大学院大学[OIST]

2017年11月3日(金・祝)– 2018年1月8日(月・祝) 無休(年末年始調整中)

 

人工知能は芸術創造の分野にまで侵触するのか。人工知能に美意識が芽生え、自律的に芸術を創作する未来はあり得るのか。

 2016年3月、囲碁は芸術であると語っていた世界トップ棋士人工知能に敗退した。かつてなら荒唐無稽でしかなかった冒頭の問いは、深層学習法等が飛躍的に発展しつつある今、現実味が全く無いとは言い切れなくなった。とはいえ現今の「人工知能が創作した芸術」とされているものは、その殆どが、人間が人工知能という道具を使って制作した代物でしかない。だが逆向きに言おう。それがまだ先のことだとしても、今から我々は、人工知能が真の意味で美学を創発し、芸術を創作する事態に備えるべきである。なぜなら知能とは何か、芸術や美や人間の尊厳とは何かが、人工知能という要因によって根底から問い直されざるを得なくなるからだ。

 本展は2017 年時点でのそうした問題意識の顕れとして、国内外の表現者や研究者による人工知能をテーマとする芸術の現在を垣間見せるものである。視覚芸術分野を中心に、音楽、文学、コンセプチュアルアートから、広く知能を問う研究発表までも含める。

 世界初となる「人工知能=AI」の総合芸術展に刮目されたい。

 

https://groups.oist.jp/ja/aiaae