日本のアニメーション特集 『こども映画館 2017年の秋休み』 京都国立近代美術館 9/24

日本のアニメーション特集 『こども映画館 2017年の秋休み』
京都国立近代美術館

東京国立近代美術館フィルムセンターで毎年好評を博している子ども向けの映画プログラム「こども映画館」が、今秋京都にもやってきます。映画の見方を学んだり、大きなスクリーンで本物のフィルムを楽しんだりできる格好の機会です。映画が好きなお子さん、初めて映画に触れるお子さん、そして童心にかえって映画を楽しみたい大人の方も、ぜひご参加ください。

 

9月24日(日)14:00-15:00(開場:13:30)
*当日13:00より、1階インフォメーションにて当日分のすべての作品の整理番号つき入場券を販売します。
『こども映画館 2017年の秋休み』
1:アニメーション・デー!
 このプログラムでは、アニメーションの原理やおもしろさを専門家がわかりやすく解説しながらアニメーション作品を鑑賞します。
『イソップ きたかぜとたいよう』(1960年)
日本/監督:渡辺和彦/7分
有名なイソップ寓話のエピソードを現代的にアレンジして、幻想的な世界を色紙を使って表現した作品。
『ふしぎなくすり』(1965年)
日本/監督:岡本忠成/15分
星新一の「盗んだ書類」を映画化した人形アニメーション。魅力的なキャラクターとセットデザインに注目。

9月24日(日)15:30-(開場:15:00)
*当日13:00より、1階インフォメーションにて当日分のすべての作品の整理番号つき入場券を販売します。
『こども映画館 2017年の秋休み』
2:活弁と音楽の世界――ファンタジーとアクション
無声映画」は無音で上映されていたわけではありません。無声映画時代の上映形態であった活動弁士の語りと伴奏音楽のライブ演奏を再現する特別な上映会です。
『雪の騎士』(1912年)
フランス/監督:ジョルジュ・メリエス/19分
トリック撮影を駆使してファンタジー映画を開拓したメリエス監督の晩年の作品。地下に幽閉された姫を救う騎士の物語。
キートンのセブン・チャンス』(1925年)
アメリカ/監督:バスター・キートン/56分
無声映画期のジャンルであった"スラップスティック・コメディ"(どたばた喜劇)の傑作。祖父の莫大な遺産を受け取るためにキートンが大騒動を巻き起こす・・・
弁士|佐々木亜希
活動写真(映画)の弁士。NHK山形放送局にてニュース番組のアシスタント・キャスターを務めた後、2001年より弁士として各地で公演を行い好評を博している。視覚障害者も健常者もともに楽しめる音声ガイドも手掛け、『君の名は。』(新海誠監督)などDVD収録作品多数。

演奏|髙橋祐子
ボーカリスト/キーボーディスト。東京都杉並区出身、幼少期よりバイオリン、クラシックピアノ、サクソフォンを大室勇一氏、石渡悠史氏に師事し、現在ではボーカリスト/キーボーディストとして各種音楽ライブにゲスト・サポート出演する傍らミュージカル劇団「シアターいずみ」の代表としてミュージカルに出演中。その他、TVCM出演、翻訳業、楽曲作詞など、マルチに活躍している。

活弁とは?
無声映画の時代に日本の映画館で行われていた、弁士による映画説明のことです。当時はそれぞれの劇場が弁士を雇い、その評判によって劇場の人気が左右されるほど大切な役割を担っていました。

MoMAK Films: アニメーション特集 押井守監督/こども映画館 | 京都国立近代美術館