静かな造形物展 gallery yamahon 9/9〜10/1
VOL.105_GROUP EXHIBITION
静かな造形物展
gallery yamahon
会期 2017年9月9日(土)〜 10月1日(日)
出展作家 杉田明彦(漆)
ハタノワタル(和紙)
林友子(土)
宮下香代(紙)
安永正臣(陶器)
渡辺遼(金属)
本展では「静かな造形物」展と題し、造形作品のグループ展を開催します。自然物を素材とし、その性質を活かした実用品に鑑賞価値を備える工芸品。道具としての器物は用途や機能による制約から太古からその姿に大きな変化が見られないように思えますが私たち日本人はその小さな差異に美を感じ取り、工芸の世界に豊かな潤いを与えてきました。さらに器物のテクスチャーや機微な形状に美を感じ取る感性は日常生活や身近な自然の中にも美を創造し続けてきました。作品に無作為を求める思考や自然と共にあろうとする心、自然への尊崇は工芸の世界においては今後も失われることはないでしょう。これら私が好む工芸品と彼らの造形作品は同じ余白を創造しているかのように感じてなりません。工芸や美術というカテゴリーに捉われない表現世界が今、新たに開かれようとしているようです。